石叫■        「あなたの中の最良のものを」

 ここに掲げてある一篇の詩はマザー・テレサのものである。ある教会員からいただいたものだが、心に染みるメッセージである。

人は不合理 非論理 利己的です
気にすることなく 人を愛しなさい
あなたが善を行なうと 
利己的な目的でそれをしたと 言われるでしょう
気にすることなく 善を行ないなさい
目的を達成しようとする時 邪魔立てする人に 出会うでしょう
気にすることなく やり遂げなさい
善い行ないをしても おそらく次の日には 忘れられるでしょう
気にすることなく し続けなさい
あなたの正直さと 誠実さとはあなたを傷つけるでしょう
気にすることなく 正直で誠実であり続けなさい
あなたが作りあげたものが、壊されるでしょう
気にすることなく 作り続けなさい
助けた相手から 恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく 助け続けなさい
あなたの中の最良のものを 世に与えなさい 
けり返されるかもしれません
でも、気にすることなく 最良のものを与え続けなさい
最期に振り返ると あなたはわかるはず
結局は すべてあなたと内なる神との間のことなのです
あなたと他の人の間であったことは 一度もなかったのです

この結論の個所の、「あなたと他の人の間であったことは一度もない」という言葉にマザー・テレサの智恵を深く感じる。
多くの死せる魂に出会ってきた人にして、そのように言えるものかと思う。もちろん、ここに書いてある仕打ちは、ことごとく
他人との関わりの中で体験するものばかりである。でも、それらの仕打ちをしている者の最前列に自分がいる。